前回は最後に時間を気にしながら訪れた高松塚古墳。
今回はまだ時間にも余裕があるので、古墳だけではなく、前回行けなかった高松塚壁画館に立ち寄る。
石室を忠実に模写したものや再現の模写は見ごたえがある。
と同時に描かれた当時はどれぐらい鮮やかなものだったんだろうと思う。
ここからこの日、最後の目的地のキトラ古墳へ向かう。
キトラ古墳から県道に出るまでの間は、坂道を下るだけだったので、だいぶ楽。
県道に出てからは、なだらかな上り坂が続く。
妻がここで、坂を上るほどの体力がなくなり、ゆっくり自転車を押して上り始めた。
数百メートルを時間をかけて上った先にあるのが、四神の館。

ちょうど壁画の公開をやっていたので、申し込んだ。
どれぐらい時間がかかるかと思ったら、案外すぐで20分後には案内できるとのことだった。
その間に館内を見て回る。
ここは、キトラ古墳やキトラ古墳の壁画について、様々な展示を用いて解説している施設。
高松塚壁画館よりも展示の量も多いし、色々とわかりやすいのに無料(高松塚壁画館は有料)。
展示に見入っていたら、あっという間に壁画の公開の時間に。
警備員が何人かいて、なかなか物々しい雰囲気。
窓ガラス越しに壁画を見る。
よく千数百年前のものがこれだけ残っているなあ、と思う。
壁画を見物した後は、展示の残りを見て、実際のキトラ古墳を見に行く。

今はきれいに整備されて、古墳のイメージになっているけれど、四神の館にあった写真だと、発見当時は林の中にあるような状態だった模様。
なかなかいい時間になってきたので、この辺りで帰る。
帰りは途中まで下る一方なので、楽。
岡寺の駅まで来たところで、ここで自転車を返す選択肢もあったけれど、猿石にも寄ってみようと思ったので、橿原神宮前まで帰ることにした。
猿石は、吉備姫王墓内にある。
これは確かに猿に似ている。
残念ながら柵でしきられているので、前からしか見えない。
この後、橿原神宮前まで自転車で移動して自転車を返す。
時間を気にしてなかったけど、営業時間ギリギリで返却。
岡寺近くでのんびりお茶でも飲んでいたらアウトだった。
今回の飛鳥散策はここまで。