久々の本ネタ&法律ネタ。
5月1日に会社法が施行されて早1ヶ月。本屋にたくさん本は並んでいるけど会社法って何?という疑問に答えるのに持ってこいの1冊。新書なので移動中に読むにもいいサイズ。
著者の神田教授は商法学の権威であり、この業界での第一人者の一人。大体こういう人の書く本はわかりにくいけど、会社法の制定の背景と内容、未来について非常にわかりやすくまとめられた1冊になっている。
この新書が出る前に出た神田教授の「会社法(第8版)」(弘文堂)と比べると表記が同じところは当然出てくるものの、会社法の教科書として語られることがない部分、例えば会社法とファイナンス、会社法の未来なんかの部分は非常に興味深く読むことが出来た。
会社法そのものの解説に当たる部分も教科書ではなされないようなわかりやすい説明がなされていてわかりやすい。会社法の根底となっている思想から書かれているので理解しやすい。
とはいえ、前にもちらっと書いたけど、この本で一番注目すべき箇所はあとがき。以下、引用
「新しい会社法の条文は、二十一世紀にふさわしいルールを書ききろうとしたときの日本語という言語自体の限界を示しているように思う。数学と同様の言語革命を伴わない限り、条文の言葉としてのわかりにくさは改善できないだろう。」
確かに会社法の条文はそれだけ読んでも意味不明。剰余金の配分のところなんてわざと難しく書いているようにしか見えない。あれを図で書くとかそういうことは出来ないだろうか。最近そんなことばっかり思う。
会社法絡みで世間を騒がせているといえば、阪急の阪神株のTOB。これについてもどうなのか今考えてる。考えがまとまれば記事にする予定。
5月1日に会社法が施行されて早1ヶ月。本屋にたくさん本は並んでいるけど会社法って何?という疑問に答えるのに持ってこいの1冊。新書なので移動中に読むにもいいサイズ。
著者の神田教授は商法学の権威であり、この業界での第一人者の一人。大体こういう人の書く本はわかりにくいけど、会社法の制定の背景と内容、未来について非常にわかりやすくまとめられた1冊になっている。
この新書が出る前に出た神田教授の「会社法(第8版)」(弘文堂)と比べると表記が同じところは当然出てくるものの、会社法の教科書として語られることがない部分、例えば会社法とファイナンス、会社法の未来なんかの部分は非常に興味深く読むことが出来た。
会社法そのものの解説に当たる部分も教科書ではなされないようなわかりやすい説明がなされていてわかりやすい。会社法の根底となっている思想から書かれているので理解しやすい。
とはいえ、前にもちらっと書いたけど、この本で一番注目すべき箇所はあとがき。以下、引用
「新しい会社法の条文は、二十一世紀にふさわしいルールを書ききろうとしたときの日本語という言語自体の限界を示しているように思う。数学と同様の言語革命を伴わない限り、条文の言葉としてのわかりにくさは改善できないだろう。」
確かに会社法の条文はそれだけ読んでも意味不明。剰余金の配分のところなんてわざと難しく書いているようにしか見えない。あれを図で書くとかそういうことは出来ないだろうか。最近そんなことばっかり思う。
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